『そっと後押しひとこと説法』6月27日放送分

オウムの偉大な志とは・・・?
オウムの偉大な志とは・・・?

 

おはようございます。


 ある竹やぶに多くの鳥や獣と一緒に、一羽のオウムが住んでいました。

 

ある時、突然大風が吹いて火事が起きました。

鳥も獣も逃げ惑い、鳴き叫びました。

でもオウムだけは長い間住まいを与えてくれた竹やぶへの恩に報いるため、
そして、

一緒に竹やぶに住んでいた仲間達を救うため、

近くの池で自分の翼を濡らしてから燃えさかる火の上に戻り、

濡れた翼の滴をかけ続けました。

オウムの想いは、天界にいる梵天を深く感動させ、

 
「お前の心は健気だけれど、この大いなる火を、

      どうしてその小さな羽の滴だけで消す事ができようか」  と言いました。


するとオウムは
「恩を思う心と、慈悲の心から水を掛けているのです。

     火が消えないはずがない!私は絶対に止めない。

                    生まれ変わってもやり遂げます」 と答えました。

梵天は偉大なオウムの志しに打たれ、力を合わせてこのやぶの火を消し止めました。

 信念を持って成し遂げようとする恩返しの心は必ず通じるものなのです。

 

 

                        ”ごぉぉぉぉん”(効果音)



今日の言葉   『心からの想いは必ず通じる』